2012年4月1日日曜日

セロー250 旧型との徹底比較


セロー225W(1996年)
96 Limited Color Edition 部位など セロー250(2005年)
20th Anniversary Special 写真 粘りのあるエンジン、車重の軽さ、車体のコンパクトさにより、「どこへでも行ける度」「どこでも走れる度」は、こっちのほうが上。
足場の悪いガレ場などでは有利。 全体的な印象 (旧セローと比較して)ゆとりのあるエンジンパワーにより、「どこまででも走れる度」は、こっちのほうが上。
長距離ツーリングや高速走行では楽。 燃費はあまり良くない平均28〜30km/L程度だった。
車の流れに乗ろうとすると、1〜2速でかなりガバッとアクセルを開ける必要があり、省エネ走行はあまり考慮してなかったので。 燃費 慣らしで500kmほど走った時点では、35〜37km/Lと、驚きの低燃費。速度60〜70km/hくらいの長距離巡航が多かったせいもある。普通に走ると30km/L程度に落ち着くのではないかと思われる。 このセロー225Wは、1996年式の限定車。ダークマゼンダカクテル1(マルーン)というややこしい色だったが、他のバイクにはない落ち着いた渋さがあって気に入ってた。
「何色?」と聞かれても一言で言うのが難しく、「アズキ色」とか言ってた。

95〜96年年式くらいの「W」は、歴代のセローの中でもデザイン、性能ともに一つの完成形だと思います。グリーンが代表格かな。

スタイル スタイルは良い悪いではなく「好き、嫌い」で判断するものである、と思う。初めて雑誌の予想イラストで見た時は「?」と思って、正直格好いいのかどうかよく分からなかったけど、実車を見ると「結構いいんじゃない」という印象(イラストやCGの出来を疑問視→カワサキシェルパっぽかった?)。
いざ自分のものになると、どんどん好きになってきて、綺麗に見えてきた。色合いも良い。現金なものです。

乾燥重量で7kg、装備重量で4kg重くなっている。
気持ち、取り回しが重く感じるが、あまり変わらない。

ダイヤモンドフレーム。
フレーム セミダブルクレードルフレーム。
トリッカーベース。
225ccという中途半端な排気量だが、コンパクトな車体と絶妙なバランスであった。
中低速では扱いやすかったが、高速道路ではあまりに非力、危険さえ感じた(笑)。
速度が80〜90km/hを超えると、エンジン音はうるさく、振動も相当なものになる。高速道路で瞬間130km/hまで針が振れたことがあるが、壊れるかと思った(笑)。
やっぱりセローは高速じゃなく、山道や狭い道をトコトコゆっくり走るのが似合うバイクだと思う。
アイドリングでクラッチを離すと、アクセルを開けなくても歩くくらいのスピードで前進するという"スーパーロー"は、難所での走破性の高さを証明するものだった。
最高出力は15KW(20PS)。

プラグは右側。
燃料コックは左側のサイドカバー内にあった。コックは大型で扱いやすかった。
チョークはハンドルのメーター右横にあり、操作しやすかった(走りながら戻す、ということもできた)。

エンジン
今回のフルモデルチェンジで最も大きな違いとなったのがエンジン。「225」という独特の排気量じゃなくなったのは寂しい気もするけど、やっぱり250のパワーの差は数字以上に大きい。加速も軽やか。
エンジン音、フィーリングも全く別物。
低速の粘りは失ってないものの速い。
エンジンそのものの色も、明るいライトシルバーになった。

5段変速になったが、「6速がなくなった」わけじゃなく、1〜6が1〜5に振り分けられただけなので(そりゃそうだ)、しばらく乗ればすぐに慣れる。(※しかし厳密にはギア比がちょっと違う)
逆に、直進から右左折する場合などは、シフトダウンの回数も少なくてすむし、加速の際も横着でき、慣れればメリットと感じるようになる。
最高出力は16KW(21PS)。たった1PSの� �いだが、体感的にはもっと差を感じる。

プラグは左側に移動した。
チョークも左のフレーム下に移動。
個人的にはチョークはメーター横にあったほうが使いやすかったけど。慣れの問題か。
燃料コックはパイプフレームの上。Wよりは小型化され、WEよりは質感が上がった。


初期のセローはライトが暗かったが、Wからは60/55Wのライトとなり明るくなった。
角形ライトは、コンパクトなライトカウルにすっきり収まり、正面から見て一目でセローと分かる存在感があった。
キーをオンにするとライトも点灯する。
ライトON/OFFのスイッチはなく常時点灯。

ライト下にスタンディングハンドルがあり、「引っ張る」という行為が考慮されているのがセローならでは。

ライト回り
小型(直径10cm)の丸形ライトに変更。
最初は違和感あったけど見慣れた。

ニューセローは、キーをオンにしただけではライトは点灯しない。セルを回してエンジンがかかった時にライトが点灯する。バッテリー温存のためか?
キックスターターが廃止された影響かも。
ただし、エンジンがかかった状態からキーをオフにしてもライトは消えない。
従来通りライトON/OFFのスイッチはない。

ライト下に、バイクを引っ張るためのスタンディングハンドルが付いているのは同じだが、今回は「コの字」ではなく「∧型」になり、「引っ張る時は左右どちらかの横からだろう」という進化(?)があるのが面白い。芸が細かい。

左側にアナログスピードメーター。その内部にオドメーターとトリップメーター。トリップメーター(4桁)は左のハンドルを前方に回してリセットする。
メーターの右側にウィンカーランプ、ニュートラルランプ、ハイビームのインジケータ。
その下にメインスイッチがある。

機能は必要最低限(必要にして十分)、コンパクトにまとまって見やすいが、さすがに少し古く感じなくもない・・?

キーをオンにしなくても距離計が見えるのはアナログメーターの強みか。


スイミングプールに衝撃を与える
メーター回り
ついにデジタルメーター採用。
文字盤の色は、STD版はグリーン、アニバーサリーモデルはレッド。昼間はほとんど分からないと思うけど。
余談だが、アニバーサリーモデルはキーをオンで「HELLO」、オフで「SEE YOU」と表示される細かいギミックが付いているのが心憎い。(不要論もアリ)

スピード表示の他、ツイントリップメーター、オドメーター、時計が付く。
メーターは見やすく、時計は単純に便利。
トリップメーターはちょっと数字が小さく見づらいか。
オドメーターは1km以下の単位が出ない。このへんアナログメーターのほうが好みではある。オドメーターも100m単位まで出せばいいのに。

2個のボタン(上が[SELECT]ボタン、下が[RESET]ボタン)は大型でグローブを着けた指先でも押すのに問題はない。
しかし、メーター全体の取り付けが甘く、ボタンを押すとグラグラ揺れるのはマイナス。走行中に揺れて見づらいということはない。あくまでボタン操作などの時に揺れるのが気になるだけ。

音叉マークは意� �なし。単なるデザイン?。その右横のスペースも特に機能はないようだが・・。

ハイビーム、ニュートラルランプ、ウィンカーランプは小さくなった。昼間は小さいので目立たず、夜はピンポイントでまぶしい感じ。デザインのトレンドなのかもしれないけど、個人的にはイマイチ。ニュートラルとウィンカーが同じ色(緑)だし。ウインカーは黄色にしても良かったのでは?

ハンドルバーを変えていたので、そのまま比較はできないけど、自分には合っていた。やや低かったかな。

ノーマルのまま使っている人も多いだろうが、体格はまちまち。ほんの数ミリ単位でも調整すると乗りやすさが変わってくる。お試しあれ。

ハンドル回り ハンドル全体が従来より少し高い位置になった気がする。
ただ、旧型から乗り換えてもポジションの違和感はほとんどない。
セローのハンドルは代々ハンドルブレースは付いていない。
なぜか私は左手首が痛くなってしまう。以前はこんなことはなかったが、グリップの角度が違うのだろうか?
グリップの握り心地は良好。

Wと違い、左側の操作部にはハザードスイッチが追加されている(WEから)。

ハンドル切れ角は51度、最小回転半径1.9mというのは代々セローにおいて同じ。

旧型よりも、ハンドルがカクンと切れ込むような感じがあるが、気のせいだろうか?


大型のアップフェンダー。
形のデザインはバランス良く、変なコケ方をしてグニャっと曲がってもちゃんと元に戻る丈夫さがあった(笑)。 Fフェンダー
前方にアップフェンダー、Fフォークから後ろはダウンフェンダー(黒)というセパレートタイプになった。
前方のアップフェンダーは水平に近い形になっている。
ダウンフェンダーになったことで、前輪からの水や泥の跳ね上げが以前より抑制されることに期待。
また、エンジンに当たる風の通り道ができることで、空冷エンジンの冷却効率が良くなるメリットもあるらしい。
しかし、Fフェンダーは"ひわいな形"という意見もあり(笑)。何の事やら分かりません。気になりだしたら気になる?!

タンク容量は8.8L。
元々燃費の良いセローなので、200kmくらいは連続走行できる。
※しかしWEから10Lタンクとなってより余裕ができた。

タンクキャップは、キーを差して回し、さらにキャップを回すというもの。ちょっと面倒だった。

前部にシュラウドが付いているものの、タンク自身は金属製で、オフロード用タンクバッグがうまく装着できたのは重宝していた。


MOTOFIZZ オフロード用タンクバッグ。
高速道路でも安定して装着可能、ツーリングマップルもぴったり収まり、クリアトップのレインカバーも付く。
底が斜めになっており、上面は地面にほぼ平行なので地図も見やすい。一眼レフカメラ+望遠レンズくらいならすっぽり収まる収納はある。ただし、スタンディングポジションではちょっと邪魔。

燃料タンク回り
タンク容量はWEの10Lより若干小さくなって9.8L。
燃費がいいのでこれだけあれば十分。
フレームがデュアルチューブになったため、タンクの高さは高くなった。燃料キャップはキーを差して右に1/4回転させると開くワンタッチタイプで楽。
タンク(+シュラウド)の形状はスリムで、ニーグリップしやすい。
問題は、左右のシュラウドがシート部分まで達するデザインとなったこと。タンク両側が樹脂のシュラウドで覆われてしまったため、マグネット式タンクバッグを着けるのが事実上不可能となった。
カタログにはベースアタッチメントを取り付けるタンクバッグ装着例が紹介されているが、やっぱりマグネット式のほうが断然楽チン。少数派だと思われたのだろうか?私はマグネットタンクバッグ派だったので、 これは大幅なマイナスポイント(個人的に)。

【追記】

↑セロー250に合うタンクバッグ発見。
タンクの金属部分の幅にマグネットが収まるので、ぴったりくっつきます。残念ながらマップケースのスペースはなく、地図は見えませんが、高速道路や有料道路の通過には重宝するかも。コンパクトカメラ程度なら入るので、バイクにまたがったままの撮影にも便利。レインカバーはない。
(TANAX MOTOFIZZ オーバルタンクバッグMFK-035 ¥5800)

【追記2】

さらに、MOTOFIZZからオフロードタンクバッグ(MFK-082 )。
定価¥8,925(実売7,500円程度)。セローにピッタリ。
前部はマグネット、後部はフレームにベルトを通し、バックル留めとなります。うまい具合にフレームのパイプがあるため、取り付けも工具要らずで1〜2分もあれば付けられるでしょう。
旅先ではバックルを外すだけなので一瞬で脱着可能。
容量が少ないのと地図の出し入れが少ししづらいのが難点。


どのように直流光を構築する

ツートンカラーのシートはデザインも良く、幅も広くなって座り心地はよかった。しかし、長距離の走行ではお尻が痛くなってしまう。これはどのバイクでもあり得ることなので、ある程度は仕方ないことだが。

シートを外す場合、まず両側のサイドカバーを外すとシートを固定しているボルトが左右2個出てくるので、これを外す。ちょっと面倒。

シート
シート高は810mで従来と変わらず。しかしシート幅がやや広いため、足つき性は若干落ちる(小柄な人は厳しいかも)
適度な堅さとクッション厚で、座り心地がよく疲れにくいシートになり、従来より快適性が大幅に向上したとヤマハは自負している。
確かに座り心地は良いが、ただ連続50kmくらい走行するとやっぱりお尻は痛くなる。こればかりは限界があるか。
デザインはツートンカラー。
STD版のシートはディンプルがあって滑りにくくなっているが、20th版はディンプルなし。
シート側面のYAMAHAの文字もなくなった。

シートを取り外す場合、裏側の2個のボルトを外す。
裏から作業しないといけないのは面倒だが、サイドカバーは外さなくてよい。


シートと同じ高さでフラットに延びたリアフェンダーは荷物が積みやすい。
ブレーキランプからストンと「くの字」に折れ曲がった独特のリアフェンダーは、一目でセローと分かるものだった。
Rフェンダー
シートと同じ高さでフラットなのは同じ。
「くの字」は継承してるが、角度は弱くなり特徴は薄くなっている気がする。ナンバープレートは上向きに近くなった。
上からみた場合、後部にいくに従ってリアフェンダーの幅が狭くなっている。上面は「>>>型」の模様が入っている。
後ろへの跳ね上がりは96年型のほうがきつく、2005年モデルは水平に近い。
前のセローは高さのある荷物の場合、前に倒れ込むような傾向があったので、この点は水平に近いほうがいいと思う。 角形タイプでサイズもしっかり大きい。
リアウインカーは前方寄りなので、荷物を満載すると(特に振り分けバッグを使った場合)、ウインカーが荷物に潜って後ろから見にくくなるという欠点があった。ブレーキランプの両サイドに移動させるという加工をしている人もいる。 ウインカーランプ 小型の丸形タイプになった。
フロントウインカーの位置は、高さは高くなり、左右は内側に寄った。
リアウインカーは若干だが後方下部に移動した感じ。荷物を積んでも後方車からの視認性が多少上がったのではないか。
丸型が好きか角形が好きかは好みの問題。
プラスドライバーでネジを1本外し、2ヶ所のストッパーを外すとカバーを取り外すことができる。
右のカバーを開けるとバッテリー、左のカバーを開けるとエアフィルターが現れる。
セローの代名詞「MOUNTAIN TRAIL」の文字有り。 サイドカバー
カバーのネジは六角レンチで開けるように変更された。車載工具に六角レンチが3本追加されている。
カバーは細長い。個人的な感想だけど、外しにくく付けにくい。
最初はどこにストッパーがあるのか分からず、引き抜くことができなかった。
「MOUNTAIN TRAIL」の文字が無くなってしまった。
ついにカモシカは山から街へ下りてきたのか? 左後部のシート下に工具ボックスが取り付けられていた。工具を取り出すのは簡単だった。
が、振動等で勝手に工具ボックスのフタが開いて工具セットを落とす人もいた。

WEは確かカギ付き工具ボックスになっているはず。

工具入れ
車載工具は左後部ではなく、燃料タンク前部の右下、シュラウドの内側に収められた。
取り出すにはネジを1本外さなければならない。一応コインで回せる。もちろん、できればドライバーのほうが回しやすい。工具を取り出すために道具が必要なんて・・。
ステップは溝走行などで引っかからないように小型になっている(しかし普段はそんなシチュエーションのほうが少ないと思うが‥)。
キックスターターを取り付ける際に干渉しないようにってのもあると思う。
ステップは可倒式。シフトペダル、ブレーキペダルも先が可倒式となっている。
ブレーキペダルは小さくてかなり内側にあるため、慣れないうちは空振りするかも。

私はレアルエキップのワイドステップに交換してたので、ツーリングでも待ち乗りでも疲れにくかった。
ちなみにこのステップにするとキックは付けられない。

ステップ、ペダル
ステップは前後幅はあまり変わらないものの、左右に広くなり大型になった。大きなステップはスタンディングもしやすいし、ツーリングでも疲れにくいのでGood。
横幅を広くできたのは、キックスターターのオプションが廃止されたのが要因かな?
オプションで、ゴムカバーも用意される。
コンセプトがツーリング寄りになったことが見て取れる。

シフトペダルは旧型と同じくリンク式。高さは個人の好みで調整できる。
エンジンのところでも書いたが、チェンジは5段になったけどすぐ慣れる。
シフトタッチは旧セローのほうがガチャガチャと固かった気がするが、新セローは少し入りやすくなったか?


接地面は楕円形。柔らかい地面ではのめり込みやすいので注意。
スタンドを下ろしたり、跳ね上げたりするのはやりやすかった。跳ね上げた時、スイングアーム側の下部にゴムのストッパーがあるため、跳ね上げた時の音が吸収されるという細かい配慮もあった。
スタンドを上げた時、スイングアーム下に平行になって収まる。

スタンドを出す時はタンデムステップがちょっと邪魔。
後部に人を乗せない場合は、タンデムステップを外しておいた方がいいと思う。

スタンドは単にスタンドであり、何らかのスイッチと連動するという機能はない。


紙のお金madei nはオーストラリアはどうですか?
スタンド
スタンドの接地面は正方形型になり、設置面積はやや大きくなったことで安定性は増した。

支点は左ステップのすぐ後ろに位置する。旧型よりも前方に移動し、フレームに設置されている。。
スタンドを上げた時、底面はスイングアームより上部になる。

スタンドを跳ね上げた時に、「ガキィン!」と金属同士の打撃音がしてうるさいのはマイナス。
ゴムを挟んでみようかな?
やや位置が変わったので、バイクにまたがったままスタンドを出そうとすると従来の位置になくて空振りしてしまった。

また、スタンドを立てたままでギアが入っているとエンジンがかからないというセーフティ機能が付いている(WE以降)。つまり、エンジンがかかったままスタンドを出すとエンジンは自動ストップする(ギアが入っ てクラッチを切った状態)。

サイレンサーは光沢のあるメッキとなっている。
かなり熱くなるため、荷物が触れないように注意が必要。振り分けバッグを付ける場合、ヒートガードでバッグがマフラーに直接触れないようにする工夫は必須。

マフラーは車体に平行に、スタックバーより内側に収まり、幅も平行なため、振り分けバッグは着用しやすかった。

マフラー
排ガス規制対策なのか、サイレンサーは太く大きくなっている。後ろに向かってリアフェンダーギリギリまで上向きに角度が付けられている。横への張り出しも大きい。
標準でヒートガード機能が付いている。
アニバーサリーモデルは、ここに文字が入る。 見る角度によって文字の色が変わる。
走行直後に触れてもさほど熱くない。(ただし前方は熱いので注意)

エンジンが暖まった時、サイレンサーから「・・・カン、・・・カン、・・・」という音がするのが気になったが、これは仕様らしい。

横への張り出しが大きいので、振り分けバッグを使う場合は幅を大きく取らなければならない。
今まで使っていた振り分けバッグは使えなくなった‥。


Fブレーキには標準でディスクガードが付く。
径は220mm。
前後ディスクで効きはそこそこ(お世辞にも良く効くとは言えないが・・)。
ブレーキ
245mmに大径化されたが、ディスクガードはオプション扱いとなってしまった。
フロントブレーキをかけた時、「ジー」という音が出るのが気になる。旧セローも音は出てたがそのうち消えていた。

ブレーキディスクに開いた穴(放熱&清掃の役割)と、ブレーキパッドがこすれる音のようだが、ディスクが削れてくると音は小さくなるそうな。ただ、音が出る=穴の角が立ってて効果が発揮できている、ということらしいので、「ジー」という音が消えるのが良いことなのかどうかは疑問。
後日談:カドが取れたのか、だいぶ音は消えた。


フレームマウント。
Wのタンデムステップは外側への張り出しが大きく、またがったままスタンドを出す時に邪魔になっていた。後ろに人を乗せない人は、根本から外す人もも多いと思われる。
私もずっと外していた。

※WEはフレームに直接付いている感じ。タンデムステップの材質、形状もどちらかというと新セローに近い。

タンデムステップ
フレームマウント。
小型でコンパクト。
※私は後ろに人を乗せないので外してしまった。 タンク下の左下に位置する。
シュラウドに隠れて見えにくい位置にある。
音はショボい。 ホーン エンジン前部の右側にむき出しで装備。存在感が増した。
位置のせいか、音は大きくなった感じ。 ヘルメットホルダーは、車体の左側グラブバーの前に付いている。
シートの後ろ1/3くらいの位置。
振り分けバッグを装着した状態でも、何とかヘルメットを掛けることができていた。
キーを回すと、カチャッと下に開くタイプで、そのまま引っかけられる構造をしていた。 ヘルメットホルダー ヘルメットホルダーは左側のリアフェンダー下部に付いている。
シートの後端部分あたり。
フレーム形式の変更や、この位置に工具入れがなくなったこともあり、旧型よりも後ろ側に移動された。振り分けバッグを装着すると、ヘルメットを掛けることはできなくなってしまった。
サイドバッグを付けてなくても、ワイズギアのオプションであるサイドバッグサポートを付けていると、ヘルメットホルダーは使えない(使いづらい)。
ホルダーの形状は、キーを回すと横に開くタイプで、旧タイプよりもちょっと掛けづらい形状となっている。 ↓ オプション ↓
純正リアキャリアは、価格が安いスチール製の丸パイプ型と、アルミ製の角パイプ型がある。
人気の定番車ゆえ、社外品の選択肢も多い。

純正のアルミリアキャリアはデザインも良く、高さもシートと合っている。形状は正方形に近い四角形型。
また左右のスタックバーが有効に生かせるので、大きな荷物を積載するのは非常に都合が良かった。
スタックバーは、取り回しの時に持つだけでなく、ストレッチコードやツーリングネットのフックを引っかけやすく、また振り分けバッグを装着するにも都合が良かった。
マフラーに当たらないようにするガードの効果も若干あった。


リアキャリア(純正)
アルミ製はなく、スチール製の角パイプになった。
アルミじゃなく、スチール製になったのは強度の問題からとのこと(ショップ談)。
形状は後部にいくに従って狭くなっている台形。
高さは、シート面より角パイプ+αくらい高くなる。
あと1〜1.5cm低くても良かったかと。
※真横から見た図は[↑]のRフェンダーの項目を参照。

純正キャリアを付けるには、元々付いている左右のスタックバー(ハンドルスタンディング)を取り外す必要がある。
リアキャリアにはハンドル代わりとなる「持つ部分」は付いているのだが・・。

とにかくこのキャリアは使いづらい。
荷物を積む場合、ストレッチコードやツーリングネットを使用するが、これらのフックを引っかけるところがない(実に引っか� �にくい)のだ。角パイプに掛けられなくはないが、とても掛けづらい。いろいろ試してみたが、どうやってもしっくりいかない。※見た目は悪くないのに惜しい・・。

他社製の製品が出てくるのを待つか、ユーザーが各自でどうにか工夫するしかない。バイクがツーリング指向に寄ったのに、このへんは中途半端で非常に残念。

■対処案
側面に、ワイズギアオプションのサイドカバーサポート金具を取り付ける穴が開いている(黒丸ゴムで蓋がされている部分)。
そこに「┏━━┓」型の手すりをフック掛けで取り付ければ、だいぶ使い勝手が良くなりそう(たぶん)。
形状はW/WEのスタックバーのイメージ。
自作してもいいが、オプションで安く発売されることを願う。

■小ネタ(笑)
キャリアに荷物を積� �でない状態で、バイクのそばで休憩する場合、キャリアの右後部の空間がドリンクホルダーになるようです。わりと乱暴にポコッと置いても安定して立つ。

純正でアンダーガードが付いていた。
オイル交換窓の部分は丸く穴が開いており、オイルの量が確認できるようになってた。
取り付けはボルト1本。オイル交換の際にはアンダーガードを取り外す必要があるが、さほど手間はかからない構造だった。 アンダーガード 標準では省略され、オプション品となってしまって残念。そこまでコストダウンか。
純正では、樹脂製とアルミ製が選択できる。(社外品もあり)
どうせなら下部だけじゃなく、下部の両サイドまでガードされるアルミ製アンダーガードがいいかと思う。
林道に行かない人なら装着しなくてもあまり問題ないと思うけど。
ボルト4本になり、脱着が非常に面倒になったというのはショップ談。
どうしてこのへんのことが最初から考慮できないか?>ヤマハさん。 フロントのカウルスクリーンは純正品としては用意されない。以前、某バイクショップオリジナルで、ライトカウルにボルトオンで取り付ける小さなライトカウルはあった。しかし現在は取り扱ってない模様。

ハンドルバーに取り付ける汎用品を取り付けるという手はあるが、うまく取り付けられるものは少ない。また汎用品はどちらかというとオンロードのネイキッドを対象にしてるものが多く、フロントヘビーになりそう。
やはりセローはフロントを軽くするコンセプトであり、スクリーンなどを取り付けることは想定してないバイクなのだ。
付けたい場合は自作するしかない。


自作スクリーンの例
→装着しないまま旧セローを売ってしまったため試せてない‥
 そのまま、人に譲ってしまいました(報告は� ��いていない)。

ミニスクリーン
純正オプションでライトカウルにミニスクリーンが装着可能になった。純正だからうまく安定して取り付けられる。
高速道路や夜道走行で、胸に虫が当たって痛い思いをしてた人や、上半身に受ける向かい風に苦しんでいたツーリングライダーには朗報。
このあたりも、今回のセローがツーリング指向になったことが伺える。
こういうのが付いていると風の影響を受けやすいので注意。強風の中を走ると、ちょっとハンドルを取られる。
前方からの風防の効果はやはり高いと思う。

サイドバッグを取り付ける場合、マフラーにヒートガードを取り付ければOK。左側も、タンデムバーと工具入れがあるため、リアタイヤへの巻き込みや接触の心配はほとんどない。
タンデムバーを含めても横幅はコンパクトなため、どのような振り分けバッグでも取り付けられると思われる。

サイドバッグサポート

サイドバッグを取り付ける際に、タイヤへの巻き込みを防止するためのガード。ワイズギアから発売されている。9000円(税込み9450円)。取り付けには、純正リアキャリアが必要。

カタログではシルバーのメッキですが、実際の商品は黒っぽい塗装。
冊子のカタログは仕方ないとして、WEB上のカタログの画像をそのままにしておくのは問題あると思う。
しかも、需要がさほど多くないせいか、価格が高い。

で、実際に取り付けた印象だけど、幅がかなり広くなるため、取り付けられる振り分けバッグは限られてくるかもしれない。
私はラフ&ロードのシングルサイドバッグを左側だけに取り付けたが、外側にやや張り出しすぎる。あと2〜3cm内側でも良かった。

ハンドルポーチ

マグネット式の「地図が見えるタンクバッグ」が装着できなくなったため、地図を見るのが不便になりました。
そこで、現在はツーリングの時には、ハンドルバーに取り付けるタイプの「バーパッドポーチ」を付けています。
昭文社ツーリングマップルがすっぽり入ります。
タンクバッグがない今となってはチョー便利。
ラフ&ロード システムPASバーパッド(RR-6055)

※純正ハンドルバーはハンドルブレースがないので、バーパッドが取り付けられません。ハンドルブレースを取り付けるか、ハンドルバーを交換する必要があります。私はHARDYのMXバー(LOW)に換えました。



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