パソコン周辺以外の買い物
最初に / 楽器 / 録音や編集など / 部屋やレイアウトなど // パソコン周辺に戻る / もどる
<未確認情報を多く含むこの上なく乱暴な話なので厳重に注意>
<この記事は書きかけです> パソコン周辺以外の、買い物に関するあれやこれや。
重要な注意:
買い物の結果に責任は持たないよ。急がば回れの録音のページにあるお金が絡む話題についての項も参照のこと。
筆者が実際に使っている機器については、ローコスト制作の感想コーナーで紹介している(音声サンプル)。また、一部の機器(現在は使っていない古いものや、筆者の所有でないものも含む)はローコスト制作のハードウェアのページ(とそこから辿れるリンク先)に音声サンプルを掲載している。エレキギターや周辺機器に関する一般的なTipsは急がば回れのエレキギターのページを参照。
以下は2011年7月現在の情報を元にしている。また、筆者が実物を見たこともない製品についても、カタログ情報を鵜呑みにして取り上げている。
筆者はどの楽器についても「初心者以前」の腕前でしかないのであしからず。コストパフォーマンスは数が出るものほど(あくまで「期待できる」というだけではあるが)有利だということを覚えておきたい。楽器は「現物を手に持ってみてから」買うのが原則。電子楽器なら「同じ機種の別の製品」でも騒ぐほどの誤差はないかもしれないが、アコースティック楽器の場合「自分が買う個体」で確認したい。
どこのメーカーだからどうだとか値段がいくらだからこうだとか材料がなにで仕様がこれだからああだとか騒ぐよりは、自分の手で触れて「ああなるほど」と思えるものを選んだ方がシアワセなことが多そうに思える(もちろん、それで失敗することもあるだろうが、どんな選び方をしても失敗することはある)。
方針のようなもの
筆者はハードウェアやソフトウェアの細かい差異にかなり冷淡(その代わり好き嫌いには情熱的、だと思う)で、楽器にしても同じ種類のモノなら「だいたい似たような演奏」はできるだろうと考えているため、以下の紹介は一般的な楽器の紹介とは少し趣向が異なるだろうと思う。この態度は乏しい経験からひねり出したものに過ぎず、一般にどこまで通用する話なのか筆者は知らない。
たとえば筆者がギターを弾く場合、自宅ではエレキしか弾かず(というかエレキしか持ってない)、リハスタではエレアコ(レンタルの都合でオベーションとかタカミネとか:太っ腹なことにどちらもエントリーブランドやパチモノではなく本家のレギュラーラインナップ)も弾くが、楽器が変わったからどうのこうのというシチュエーションに出会ったことはない(筆者が度を越えて鈍感だという可能性は否定しないが、道具にはけっこうウルサイ方じゃないかと自分では思っている)。
もちろん、弾きにくい楽器やノリが合わない楽器というのは誰にでもある。しかしそれは楽器の性能や特性ではなく、結局「その人に合うか合わないか」「好きか嫌いか」の問題で、実際に弾いてみる以外に情報の得ようがない。どれだけ数字を並べても、もっともらしい根拠を積み上げても、手や身体に馴染む馴染まない、演奏のフィールに近い遠いという問題は厳然として消えない。自分の手には馴染まない「憧れの楽器」をどうしても使いたい人も一定数いると思うが、自分の手に馴染む楽器で練習してから(あるいは練習しながら)憧れの楽器に挑戦した方が、きっと効率がよい。
結局筆者は「楽器が多少変わっても、自分に合わないものだけ避けておけば、そんなに大げさに騒ぐことはないんじゃないか」という立場にいる。上達して、その機種やモデルに特有の操り方を突き詰める段階になれば話は別だろうが、その段階に到達する以前に「楽器の種類に共通の操り方」を相当レベルまで身に付けねばならず、それが身についた頃には「自分の演奏に何が必要か」という情報が今よりはるかに増えているだろう。
以下の紹介は、そういう思考の持ち主が書いたものだということを念頭に読んで欲しい。
エレキギター
代表機種にフェンダーのテレキャスターとストラトキャスター、ギブソンのレスポールがあり、エントリー機種の大半はいづれかのコピーモデルになっている。一番数が出ているのはストラトモデルだと思われる。
最初からアレだが、エレキは「試してから買え」としか言えない。エレキギターというのは変態的なデザインのものしかない(復刻版的な機種ならなおさら)ので、どうしたって合う合わないの問題になる。レンタルも豊富だし、エレキギターが上手い人の家に行くとたいてい全部揃っているので、少なくとも上記3種類は(可能ならSGも)試してから買うのが無難だろう。それ以外では、ヤマハのPACIFICAシリーズが(世間的に大人気ではないようだが)相変わらず合理的なので、予算に多少の余裕があれば選択肢になるかもしれない。ボディやネックの形状とか、ツマミ類の位置や大きさとか、手に持ってみないとわからない仕様がけっこうある(同じような機種でも、コピー元モデルの年式やメーカーの方針などで変わる)し 、素の天然材料(たいていのギターには木が使われている)には必ずバラツキがある。似たモデルを知っているから大丈夫ではなく、自分が実際に買う個体を手に取って確認しておきたい。
誤解されがちな点として生音の鳴りがある。生音がよく鳴るということは弦の振動エネルギーが空気中に多く逃げているということなので、ピックアップで電気に変換する効率は落ちるのだということを理解しておきたい(ボディからのフィードバックによる整形作用と引き換えになる)。また、弦の振動が効率よく空気に伝わるということは、空気の振動が効率よく弦に伝わるということでもあり、結局ハウリングしやすくなる。ボディが鳴るソリッドエレキギターというのは結局、セミアコやセミホロウに近い音になる(アコギに近い音になるわけではない)。といった点は押さえておいた方がよいだろう。
もう1つ誤解されがちな点としてデットポイント(音詰まり)も挙げられる。ブリッジからピックアップまでの距離や、ダブルコイルやハーフトーン接続であればピックアップ同士の距離によって、出力されにくい周波数がある(ボディやネックの特性として特定周波数が鳴らないことももちろんあるので必ずそれが原因だとは言えないが、弦は良好に振動しているのにピックアップが拾っていない状況と、弦の振動自体が鈍い状況は区別して考える必要がある)ということに注意したい。さらに、弦が振動する角度でも、同じ振幅に対する出力が変わる(あくまで磁束に対する振動の角度が問題なので弦がポールピースのど真ん中を横切っている必要はない)。弦が1本丸々鳴りにくい場合、アジャスタブルポールピースなら簡単に調整で� �る。参考までに、復刻系のストラトなどに採用されるスタッガードポールピース(段差付きの固定ポールピース)では、5弦と2弦を低く、4弦を高く調整してあることが多い(3弦はワウンド弦用かプレーン弦用かで異なる)。
筆者としては、ローエンドでアーム付きの機種はちょっとパスしたい(普通の機種ならアーム自体は取り外せるが、チューニングの安定性や故障率の点で、アームなしよりも明らかに不利なので)。ローエンドだとピックアップのコイルが全部同じゲインという状況を求めにくいため、独立可動のアジャスタブルポールピースだと便利だろう。テレキャスタイプの場合、弦長調整(オクターブチューニング)を2本の弦で共有する3wayブリッジ(というか3wayサドル)のものはちょっと不便だろう(それが楽器の味を生んでもいるのだが、筆者はメンドクサイのが嫌いである)。またボディとネックのジョイント方式(ボルトオンとかセットネックとか)が注目されることは比較的多いが、傾斜ヘッドのギターではその前にナット周辺での接木� ��スカーフジョイントと呼ばれる形式が多い)の仕様を確認しておくべきだろう。
世間的にはどうでもいい話なのだろうが、筆者はトップジャック(表板側にジャックがある)の機種が好き、というかサイドジャック(側面にジャックがある)は座って弾くとき邪魔なので嫌いである(実用面を考えても、トップジャックにL字プラグを挿した方が抜けにくくていいと思うのだが)。エレキでなくエレアコだが、オベーションのボウルバックはあんなにアグレッシブな位置にジャックがあるのに、なぜか干渉しないから不思議である(体格やフォームにもよるのかもしれない)。
筆者のぶっちゃけた見解
全部変態仕様なので、テレタイプとストラトタイプとレスポタイプを全部試してから好みで選ぼう。アームレス(固定ブリッジ)でアジャスタブルポールピースだと無難だが、選択肢が狭まる(手軽に手に取って試せるものと考えるとレスポがダントツ、ついでSGやテレのピックアップ変更モデルあたりか)のでお好みで。
筆者の感想
テレはボリュームとセレクターが邪魔、ストラトはアームが邪魔、レスポはボディが邪魔。どれでも音は大して変わらないような、そうでもないような、やっぱり大差ないような、まあアコギじゃないんだから弾きやすさで選ぶのが吉なのではなかろうか。
アコースティックギター
鉄弦の代表機種にマーティンのD系(ドレッドノート)と000系、ギブソンのJ系(Jumboシリーズ)がある。エレアコはタカミネやオベーションが有名。エレガット(ナイロン弦のエレアコ)を大きく扱う大手メーカーは少ないが、ヤマハやタカミネが比較的多くラインナップしている。
他のページでも触れたが、ピックアップ付きのアコギとエレアコの違いは、生音とピックアップ出力のどちらを重視しているかの違い、エレキとエレアコの違いは、アコギっぽさを追及するかどうかの違いだと考えてよい。すでに触れたように、生音とピックアップで拾う音は別物で、割り切って片方だけ重視した方が限界パフォーマンスもコストパフォーマンスも高めやすくなる。ごくたまに見る誤解だが、エレアコはアコギの代用には(ムリを押し通せば)なってもエレキの代用には普通ならない。
録音ではエレアコでアコギの代用をするメリットが限定的(アコギともエレキとも異なる「エレアコの音」が欲しい場合や、録音場所の都合でマイク録音が厳しい場合などには適する:録音の難易度としてはエレアコを使った方がかなりラク)で、PAを使わない生演奏ではほとんどメリットがない。また筆者の感想に過ぎないが、エレアコとしての機能に徹した機種(筆者が触ったことのあるものではオベーションのリーフホールモデルなど)はアンプラグドで弾くとあまり楽しくない(その代わり、デカいアンプに繋いでジャカジャカやると楽しい)。
音が小さいモデルも需要がけっこうあると思われるが、これはなかなか難しい。筆者はARIAのSinsonido(鉄弦)を借りっぱなしでメイン使用していたことがあるが、一般的なエレキギターに比べると生音がかなり出た。ヤマハのサイレントギターでさえ「一般的なアコースティックギターに比べて、音のエネルギーでは100分の1、音量では10分の1(当社比)」(2011年9月現在の公式サイトより)らしく、音圧10分の1=仕事率100分の1=-20dbの意だろうから、少なくとも鉄弦モデルはそれなりの音量が出ると思った方がよい。